2004/10/13

iPodの話


iPodを使っている。と言っても最新式ではなく2世代目だ、本当は1世代目から欲しかったがWindows版はなかったので購入できなかった。後からXplayというソフトでWindowsでも使える事がわかったけど、その時は既にiPodは2世代目になっていた。ただ個人的な趣味では1世代目のより機械的なギミックの方が好きだった。
(注)Xplay日本語版は現在Xplay2への期間限定(2004/11月末まで)の無償バージョンアップ中。


そのiPodは今までに2回全ての音楽データがなくなった事がある。1回目はiTuneの使い方がわからなくて、2回目はiPodドライバーの更新で・・・・
今 まで苦労して貯めてきた音楽が消える事が、これほど悲しいとは想像も出来なかった。僕の場合、音楽収集はとりあえずiPodに取り込む事から始める。そし て気に入らなければそれを消していく。そうすれば最後には好きな音楽だけのライブラリーができあがるという事になる。そうやって時間をかけて作り上げたラ イブラリーは大げさな言い方をすれば僕のアイデンティティと言えるかもしれない。
でも2回の消去で気がついた事もある。最初と次、そして現 在の収集している音楽は微妙だけど同じではないと言う事。新しくて好みに合う音楽は常に出てくるとはいえ、やはり好みも少しづつ変化して言っていると言う 事なのかもしれない。その変化を見るのも自己満足の世界だけど面白い。

こういうパーソナリティがでる機械とか道具は時代を現している様にも 思える。確かに全ての道具は長く使う事で自分の個性が出てくると思う。例えばトンカチでも長く使えば自分の持つ手形にあう形になるかもしれない。車でも人 の車を借りたときは所有者の癖が出て運転しづらい時もある。特に人の身体に密接な関係にある道具は昔からそうだった(メガネとか歯ブラシとか補聴器と か・・・)。でもそれらの道具とiPod(同じ範疇に携帯電話、パソコン等々、勿論iPodと同じ内容のプレイヤーも含みます)は、何かしら少し違うよう に思えてくる。

その違いは、道具の持つ本質的な部分では同じだとしても、道具に個性が表れる時間と無関係ではないと思う。なにしろiPod は買った最初からそこに自分の個性を入れる事から始めるのだから。それに、仮にiPodが故障したとき、僕が気にするのは故障したハードの事ではなく iPodの中に入っている音楽データである事は間違いない。そして音楽データは僕のアイデンティティの一部なのだ。うまく言葉で表現できないが、道具が表 す個性には外面的個性と内面的個性の両面があり、iPodは内面性の割合が高い様に思える点で、他とは違うような気がする。勿論この意見はiPodの所有 者の自己満足的意見かもしれないけど(笑)

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