2004/10/08

Late For The Sky


不思議と秋になると聞きたくなるアルバムがある。その中の一枚がJackson Browneの「Late For The Sky」だ。1974年の発売だから相当に昔のアルバムだけど、ロック名盤に数えられているタイトルでもあるので聞かれた方も多いと思う。

ピアノやアコースティックギターの素朴なサウンド中心なので秋の夜に合っているのかもしれない。「Late For The Sky」以降のアルバム(「The Pretender」「Running On Empty」「Hold Out」)もすばらしいと思うけど、僕にとっては秋のイメージではないし。
2003年発売のベストにも「Late For The Sky」が入っているけど、多分新しく録音した曲だと思う。曲の感じが全く違って聞こえる。どちらが好きかと問われれば、僕にとっては断然に1974年盤の方だ。

アルバムの中で特に気に入っている曲は4曲目の「The Late Show」。曲の終わりに一旦メロディーが止まり、それから車のドアの閉まる音と出発する排気音が出て、それから再びメロディーが始まる、この部分は何度 聞いても良い。恋人同士が新たな出発をするイメージがよく出ていると思うし、挿入する事が必然と思われるほど自然で心地よいと感じる。

古く ても長く聞かれる音楽にはそれなりの理由があると思う。理由は個人に帰属するのか、それとも人が共有する何かに帰属するのか僕にはわからないけど、その理 由が年月に風化しない強さを与えているように感じる。僕にとっては「Late For The Sky」は、後から知った音楽ではあるけど、その中の一枚であるのは確かだと思う。

Jackson Browneは1948年10月9日産まれだから、明日が誕生日。
Happy Birthday Jackson Browne!

「Late For The Sky」の歌詞はここにあります。

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