2004/12/12

ニールヤングからのとりとめない話

ニールヤングが 大好きだ。自分がどのくらい彼のCDを持っているのか試しに調べてみた。そしたら17枚のCDが出てきた。自分でもビックリした。そのCD一枚一枚を見て みるまでもなく、実はヤングと同じ時間の中で聞いた曲は一曲もない。全部後から購入した物ばかり。ヤングを聞き始めたきっかけはパールジャムから。パール ジャムと競演した「ミラーボール」が何とも素晴らしかった。その時にパールジャムが何となく萎縮して演じている感じがして、逆にヤングが目立ってしょうが なかった。「何だこれー、ニールヤング凄い!」これが始まり。だからかなり遅れてきたファンと言ってもいい。まぁいつもの事ですけど。
それから彼の足跡を逆にCDで辿る事になるのだけど、やはり一番ヤングと馬が合うのは、文字通りクレージーホースだと思う。そのクレージーホースと の競演で一番好きなCDが「sleeps with angels」。そしてこれが僕にとってヤングのベストと言うことになる。勿論、曲単位で言うと他に も色々とある。例えば「今宵その夜」、なんか深酒かドラッグでかなりイッテしまった感じで歌っているのが、逆にとても良く、聞く度ににんまりしてしまう。 勿論「ハーヴェスト」も「孤独の旅路」も良い曲だけど、凄みの点では「今宵その夜」には敵わない。歌詞を十分に見てないので、何が「今宵その夜」なんだか わからないんだけど(笑。これらの曲は彼の唯一(多分今でも?)のベスト「輝ける10年」の二枚組CDに全て載っている。

彼の評伝も何冊か読んだ。でも愚かにも何年か前に古本屋に売った本の中に混ざっていたようで、今では一冊も手元にない・・・・

でも最近ヤングの曲は聞かなくなってしまった。何故だろう?勿論彼の何枚かのアルバムはiPodに入っているけど、なぜだか聞かない。

最近聴く曲はCoccoとかフィリップグラスの曲で、時折昔の曲で聞きたくなるのがMary Blackさんの「WONDER CHILD」。
彼女はアイルランドの国民的な歌手だけど、歌の中に風景があるような感じがして好きだ。特にこの曲は、僕にとっては名曲。聞き飽きないし、聞くととにかく気持ちが安らぐ。
でも聞く度に、ペギーリーの「ジャニーギター」を思い出してしまう。これも僕には謎の1つ。「ジャニーギター」はB級西部劇「大砂塵」のテーマ音楽で、アランラッドが主演。
この映画で唯一素晴らしいのは、映画の冒頭にカメラが砂漠をゆっくりと写しだし、そのバックに流れるこの曲。勿論、僕はこの映画をTVで見たのだけど、あの冒頭のシーンだけは何回でも見ていたくなる。その部分だけのDVDがでないだろうか?(でないだろうなぁ)

そう言えば昔は映画音楽凄く流行っていたような気がする。今でも勿論同じかもしれないのだけど、以前に比べ映画の絶対数が多くなっているから、特別にこれだけ流行るという映画音楽も少なくなったのかもしれない。
そういえば、今度映画で「オペラ座の怪人」 をやるらしい。勿論音楽はアンドリュー・ロイド・ウェイバー。「オペラ座の怪人」はガストン・ルルーの代表作で今まで何回も映画化されているけど、ミュー ジカルとしての映像は初めてではないだろうか?またロイド・ウェーバー以外のミュージカルもあり、たしか今年日本で開演があったと思ったが、やはりロイ ド・ウェーバーのイメージが強いので、客足は少なかった様な感じを受ける。

親戚が米国に行ったとき、ブロードウェイの「オペラ座の怪人」を見たそうだ。彼は英語が全くだめで、それでも話の種にとの軽い気持ちでの観劇だったらしいけど、最期は訳もわからずただ滂沱の涙(親戚の彼の表現です)だったらしい。
そ れを聞いて、じゃ僕もその滂沱の涙を体験しようと、四季の「オペラ座の怪人」を見に行った。滂沱にはならなかったけど、もの凄く感激した。素晴らしいの一 言。その感動がどこから来るのか未だにわからないのだけど、まぁこういう事に突っ込んで考える事はしない。もう一度見に行きたいと思う。多分、今度は映画 版かな。

蛇足1:でも個人的にはロイド・ウェーバーの中では「キャッツ」のメモリーが一番好きです。

蛇足2:吉祥寺バウスシアターで「大晦日・年越しニール・ヤング爆音ナイト開催!」
「グリーンデイル」「デッドマン」「イヤー・オブ・ザ・ホース」のニールヤング三作を一挙上映するようだ。爆音ナイトというのが笑える。ちなみに「グリーンデイル」はニールヤング初監督作品。

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