2005/01/20

ライス補佐官の発言を聞いて、自由市場経済を思う

「米上院外交委員会は18日朝(日本時間同日深夜)、ライス大統領補佐官の次期国務長官への就任承認を審議する公聴会を開いた。ライス補佐官は冒頭発言で「自由に味方する世界での力の均衡」を形成し、自由と民主主義を全地球に広げることが米外交の使命だと指摘。キューバ、ミャンマー、北朝鮮、イラン、ベラルーシ、ジンバブエの6カ国を「圧政」を行っている国と名指しで批判し、圧政に苦しむ人々の側に米国は立つと言い切った。」(毎日新聞
 僕にとって、この6カ国の中で知っている国と言えば北朝鮮くらいかもしれない。知っていると言っても、北朝鮮についてさえ、新聞などの記事に書いてあるレベルでしかない。

だから、ライス補佐官が「圧政」を行っている国と断言しても、北朝鮮以外の国に対しては、何が?どこが?と言った素朴な疑問が沸いてくる。さらに、1つ1つの国をおしなべて同列に語る事に、多少の抵抗も持ってしまう。

予言を行った。「キューバは時間が経てば、政治的・・・・重力の法則により、熟した果物が収穫されるように、米国の手に落ちるはずだ」と。実際にその通りになった。革命前のキューバは米国大農場と犯罪シンジケートと観光客の穴場に換えた。(ノーム・チョムスキー氏論文、自由市場への情熱から引用)

このキューバを支配下におきたい意志は、180年以上経った今でも変わらない・・・

■日本における北朝鮮への対応を米国が意識する背後には、キューバに対する日本の対応への協力の意味も当然にあると思う。しかし、キューバと北朝鮮を同列に見ては間違いだと僕は思う。

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