2005/01/30

「1973年のピンボール」に出てくるピンボールマシーンの絵

spaceship村上春樹の小説「1973年のピンボール」に登場するピンボールを紹介します。
ピンボールの得点を表示する場所(BackGlass)には、そのピンボールの名前をイメージする絵が描いてある。個人的には1965年から1975年くらいのポップな感じが大好きだ。また実際にプレイしてみると、その頃のピンボールはデジタル化されてなく、機械的で、何故か和む。

といっても、その時代のピンボールを探すこと自体が困難だ。ただ、最近ダーツバーなどでオブジェとして置いてある店も少ないが見かける。でもそのマシーンでプレイしている人を見かけたことはあまりない。

あと、温泉地の少し大きめのホテルの地下にゲーム室があれば、そこに置いてある可能性が高い。

村上春樹の小説「1973年のピンボール」ではピンボールマシーンとして架空の「スペースシップ」が登場するが、実際にゴットリブ製で1960年代後半に製造されている。トップの画像はその「スペースシップ」。

「ウィルアムズの「フレンドシップ・7」、ボードに描かれた宇宙飛行士の名前は誰だったろう? グレン・・・・・? 60年代のはじめだ。バリーの「グランド・ツァー」、青い空、エッフェル塔、ハッピィ・アメリカン・トラヴェラー・・・・。ゴットリーブの「キングス・アンド・クイーンズ」、ロール・オーバー・レーンが8つもあるモデルだ。口髭を綺麗に刈り上げたノンシャランな顔つきの西部のギャンブラー、靴下どめに格下スペードのエース・・・・。」
(「1973年のピンボール」から引用)

ちなみに全てのピンボールマシーンの画像は、「INTERNET PINBALL DATABASE」からのものです。


friendship7
ウィルアムズの「フレンドシップ・7」
描かれている人は、「ジョン・H・グレン」
1962年にアメリカで初めて地球軌道を回った宇宙飛行士。グレンが乗ったのが、フレンドシップ7号・マーキュリー宇宙船。彼はアメリカの英雄になります。でも僕にとっては、その後に日本の向井宇宙飛行士らとともに史上最高齢(77歳)で宇宙に出たときのグレンの方が印象的です。






friendshipfield

フレンドシップ7のフィールド。僕はBackGlassの絵より、フィールドの絵の方が好きかも。














grandtour

グランドツアーのBackGlass。なかなか良い味を出しています。











kingqueen

キングスアンドクイーンズのBackGlass。じっくり見ると、この絵は楽しいです。
下はそのフィールド。








kingsqueenfield

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