2005/01/23

スマトラ沖津波は神がもたらした

「スマトラ沖津波は神がもたらした――米国人の4分の1が信じ、日本人は信じない」(ITMediaより

調査方法など明らかにされていないが、日本人の僕としては俄に信じられないアンケートと結果だった。記事のよると宗教別ではキリスト教徒が最も高く、地域別ではロシアが27%、米国が26%、韓国が15%となっている。

ただこのアンケートは20カ国おのおの1千人つづなので、僕にとっては結果を出すには母数が少なすぎるように思える。ただ、地域別でなく宗教別として結果を見たときに、キリスト教が多いことに、根拠はないが、ノアの箱船を思い出し、妙に納得してしまったのは事実。

『「津波のような恐ろしい悲劇は理解しがたいもので、科学の力でその威力や原因を説明したとしても、なぜそれが起きたのかという説明については、多くの人がさらなる答えを求めてしまうものだ。宗教はしばしば、わかりやすい答えを示してくれる」とGMIの最高執行責任者であるミッチェル・エッガーズ博士は説明する。』(ITMediaより)

宗教も科学も因果性を説明する事では同じかもしれない。災害に遭われた人が「何故」を繰り返し、その原因を求めることで、納得する場所を求める気持ちは僕にも理解できる。

それが科学で得られないとき、もしくは十分に納得出来ない時、宗教にその回答を求める事もあるのだろう。
例えば記事の解説だけでなく、災害は自然が起こしたこととして受け入れたとしても、その災害が起きた時に、自分がそこにいた理由を神に求める人もいるかもしれない。
また、助かる人と亡くなる方の違いに神を求める人もいるかもしれない。

ただ、うまくは言えないが、それらの考えが科学的な防災手段構築に阻害とならなければと思う。

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