2005/02/08

携帯2社に割り当て決定 ソフトバンクを認可せず

「総務省は8日、ソフトバンクが求めていた携帯電話向けの800メガヘルツ帯の周波数を、既存のNTTドコモとKDDIの2社に割り当てると正式に発表した。同周波数帯でのソフトバンクの免許申請を退け、認可しない。」(産経新聞から引用

やはりというか、結局ソフトバンクには割り当てはありませんでした。800メガヘルツ帯は設備費用が安くすることと、電波のつながりがよいため、ソフトバンクにとっては、割り当ては携帯ビジネスに参入する上で必須でした。

でも何か今回の一連の出来事って、よくわかりません。総務省にとっては手順を尽くしたといえるのでしょうか。情報通信審議会の答申が発端の今回の帯域整理についても、通信事業各社を巻き込んだのだから、もう少し議論をし続けてもよかったのではと思ってしまいます。何か総務省はあわてているような印象を持ちました。

人々の携帯事業者への希望は、やはりもっと安い利用料ということになります。当初、総務省は単純な割り当てのつもりだったのかもしれません。総務省にとって見れば、こんなに関心が出るとも思わなかったのではないでしょうか。ソフトバンクの登場で、携帯に対する人々の気持ちが浮き彫りになった気もします。

従来の携帯事業者たちが、どこまでそれに応える事ができるのか少し不安ですが・・・

「総務省はソフトバンクの800メガヘルツ帯での参入を認めないことを決めており、今回の結果について「ソフトバンクが一方的な意見広告を各新聞などに載せた結果、偏った内容になった。現状を分かっていない意見が多数を占めた」としている。」
(同じく産経新聞から)

今回の割り当て検討会では、ソフトバンクも新規参入事業者として、意見を述べています。その際に、総務省側から、ソフトバンクの意見が偏っている旨のコメントはなされていなかったようにも思えます。

僕としては、ソフトバンクと総務省とで、徹底的に議論をしてほしかったです。それを客観的に是非を投じれば、また違う形になったのではないかと思います。

関連情報
ITmedia「800MHz帯はソフトバンクに割り当てられず

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