2005/05/08

連休の終わり

とうとう連休も最後の日になってしまった。昨日バイク屋から連絡が入り、これから引き取りに行く。予想通りに連休には間に合わなかった。
久しぶりのバイクなので、身体が慣れていないことを思えば、いきなりの長距離は難しいかも知れない、というか休みじゃないので行けないのもあるが・・・

連休中に読んだ書籍をメモしておく

・レヴィナスを読む 合田正人
読むのに少し時間がかかった。合田さんの文章は、なんというか詩的だな。

・近代の寓話 西脇順三郎
詩集に「読む」という動詞を使うことをためらう。詩集は詩の作品の集まりだけど、なんというか、そこには言葉しかない。今回久しぶりに通読して、彼の詩がなんかわかったような気がした。勿論わかった気になっただけだが・・・

・境界線の政治学 杉田敦
杉田敦の他の本も書店で立ち読みしたが、この本が一番面白いかも。どちらかと言えば政治理論書の入門書の位置づけか。全体的なインパクトが薄い様に思う。

・レヴィナスを読む サロモン・マルカ
今までに読んだレヴィナスについて語る本の中で、最も気に入った一冊。マルカはレヴィナスの知人で、学者ではなく、この本も評論でもない。でも一番レヴィナスの近くにいる印象を持った。思わず図書をアマゾンで購入してしまった。

・雑誌 現代思想 5月号 公共性を問う
下北沢問題をこの雑誌で知った。掲載している公共性問題の論文もそれなりだったが、一番読み物として面白かったのが、高祖岩三郎の連載物「ニューヨーク列伝 闘う情動の街角」。かなり面白かった。インスパイアされて書いた本ブログの記事多少在る。あと過去の現代思想を数冊拾い読みをする。

・西脇順三郎の小詩論数編
全集3巻目の中にある、初期の詩論を数編読んだ。これは時折、暇を見つけては拾い読みしている。彼の手紙が凄い。イメージの氾濫。言葉が純粋で美しい。「脳髄の日記」も読んだが、あれはあれで面白いが、感想を書く気力無し。

・現代社会の神話 ロランバトル
やっと全訳されたバトル初期の名作。これも拾い読みで、少しずつ読んでいる。寝る前に読むのが合っている。この書籍も欲しい、思案中

・テクストから遠く離れて 加藤典洋
これは再読。時折読み返す。性分としてテクスト論に偏る傾向がある。それを引き戻す意味で。

・お茶関連の書籍
読んでいるブログに影響され、再びお茶に気持ちが動いている。大学までは、僕はお茶しか飲まなかった。でも店で飲むお茶(特に紅茶)が不味く、珈琲を飲んでいるうちに、次第に珈琲だけになった。自分で造らなくなって久しい。結構お茶は研究したから、好きなことは好きなのだが。影響を受けて、やっぱお茶だなと思う単純な私。

ちなみに、茶道の経験は2年くらい在る。表千家だが、これは、和菓子を美味しく食べたいとの欲求から入門したのだけど。やってみて表千家の男手前は美しいと思った。茶道はやっぱ男の世界かな。

総じて言えばヘタレの毎日であった。読まずに積まれている書籍が心地良い。ジジックの「斜めから見る」まで行きたかった・・・

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