2006/11/30

ジョーク、はたまた現実?

最近の出来事は、これってジョーク?と思わせる事が多い。例えばホリエモン裁判。宮内被告もそうだが、堀江被告は現在やっきになって自分の無能を証明しようとしている。この状況に陥る前は、おそらく二人とも互いに自分が有能であることを競い合っていたことだろう。

「目立ったから狙われた」との堀江被告の言葉には声を出して笑えた。最近ではベスト10にはいる名言かも知れない。貴方が今の状況に陥ったのは、貴方が無能だからだ、とちゃちを入れたくなる。無論、無能とは能力がないということだ。

能力と呼ばれるものには幾つもの種類がある。そのうちどの能力がなかったのか、それを貴方が現在裁判で証明しようとしている、だから貴方には十分に理解できる話でしょう、と思ったりもする。検察の思惑が堀江被告の姿を、このイメージで定着させようと試みているのであれば、その思惑は僕には成功している。まさに茶番、そしてホリエモンはメインとなる道化師というわけだ。

自民党復党の話も聞いたときはジョークだと思った。前言を翻し続ける政治家に、安倍総理は答える。
「復党して美しい日本を創るために頑張って欲しい」 笑える
将来復党議員達が創る「美しい日本」の住民に僕は入ることが出来そうもない。そんなことを思う。まずは自民党に入党しなければならない。その上で安倍総理の言うとおりに行動しなければならない。郵政民営化には当然に賛成しなければならない。そうでなければ「美しい日本」の住民にはなれそうもない。

実を言えば、ホリエモン裁判もそうだけど、復党問題、さらに以前の郵政民営化問題についても、僕は殆どと言って良いほど興味がわかない。ただ状況とその中で語られる言葉が面白く、それでニュースを聞いている次第なので、真面目に考えているというわけでは決してない。だからその延長で「美しい日本」を創る提言をしたいと思ったりする。

「美しい日本」を簡単に創るにはどうしたらよいか。簡単である。「美しくない日本」を排除すればよい。「美しい」概念には他者を必要とする。だから他者が、これは美しくないと思える日本を言ってもらえばよい。そしてそれを優先的に排除すればよい。

外国人観光客をランダムに選考して、教育再生会議と同様に、日本美化会議の設立を提言する。排除には明確な理念とそれに基づく行動指針が必要となる。そこで、まずは総理に僭越ながら手引きとして書籍を何冊か紹介したい。優秀な総理のことだから、既に読まれているかもしれない。その時はご容赦願いたい。
  • 毛沢東語録
    かの国では、日本の様ないじめ問題は起こりえないことだろう。しかもその上で立派な愛国心教育がなされている。そしてその神髄に、今では流行らないが毛沢東語録があるのは間違いない。
  • 我が闘争
    美しい国を創る基本理念として衛生主義は避けては通れまい。まずは不衛生なものの排除から始まる。その神髄を知るにはこの本ほど適切なものはない。
  • 平家物語
    日本の文化とは「詫び寂び」の世界かも知れない。「詫び寂び」はおそらく無常感が背景にあるように思える。無常観と言えば、やはり日本文学でこれをおいて他にはあるまい。「奢れる者は久しからず」である。
日本・中国・西洋の名著3冊をあげてみた。いかがであろうか。

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