例えば誰かが全く新しい表象をしたとする。しかしそれを観た人が共感し感想として言葉に現すとき、全く新しい表象が何処にでもある表象となってしまうのだ。逆に何でもない表象が誰も聞いたことがない言葉のイメージで綴られるとき、その表象は全く新しいものとなる。新しさとは言葉によって産み出される様に思う。たとえばアルトーの言葉「器官なき身体」の様に。全く新しい言葉を聞きたいと思う。強くそう思う。誰もが共感するような言葉は何か社会のシステムをただ強化しているだけのように感じてしまう。正直に言えばそんな言葉は聞きたくはない。感性の枠を広げてくれるような、つまりは枠というものを感じさせてくれるような言葉を僕はいつも求めている。
0 件のコメント:
コメントを投稿