2012/02/28

南太平洋の砂漠

南太平洋のど真ん中に海の砂漠があると聞いた。そこは海のただ中になりながら静かで波も立たず果てしなく透明である。海が透明であると言うことは食物連鎖を支えるプランクトンが居ないと言うことだ。だからそこには魚はいない。魚がいなければそれを捕食するより大きな魚も当然にいない。そこにかつて難破した捕鯨船の船員が救命ボートで流されてやってきたという。海流はその海の砂漠に向かって流れているのだ。船員たちは飢えと疲労のために瀕死の状態だった。そこで彼らはクジをつくる。誰が皆のための食料になるかのクジだ。そして彼らの何人かは生き残る。

食物連鎖の頂点に人間は居るという。でも当たり前のことだが頂点にいる以上、人間は結果的にプランクトンなどの生物に依存しているということなのだろう。

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