2006/12/15

公衆電話ボックス




Flickrからのテストを兼ねたブログ投稿。

携帯電話がこれほど普及すると、公衆電話を利用する方を見ることが滅多にない。たまに見かけると、ボックスの中で公衆電話を利用するのではなく、自分の携帯電話で話している。ボックス内の明かりを、電話で話しながら何かを読むために利用しているのだ。

それでも夜歩くとき、特に人通りも明かりも少ない時、公衆電話ボックスの明かりが嬉しくなるときもある。

そう言えば家の付近は公衆電話ボックスが意外に多い。この写真は、その中の一つ。普通に見かける明るい緑色の電話機ではなく、ウグイス色の電話機が、ボックス内の明かりに照らされ、より色が映えて見えた。

ボックスの横を少なからぬ車が通りすぎる。人が使わぬ公衆電話は何故か寂しく見える。いずれこの公衆電話も撤去されていくかもしれない。時代によって産まれ、時代の流れの中でなくなっていく。それは致し方ないことだのだろう。

それでも、流れゆく時代の中で、立ち止まって会話し思考する、そういうことが必要なのも間違いない。公衆電話の写真を撮りながら、そんなことを思う。

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