毎週日曜日に放映しているNHKアニメ「雪の女王」が面白い。毎放映分は、それ毎に話が完結していて、とてもわかりやすい。それでいて無理がなく、すーっと物語が入ってくるし、絵も丁寧で、全体的にみて好感が持てる。こういう品質が高いアニメを造るのは、制作側のご苦労が多いことだろうなと思うが、視聴者とすればとても嬉しい。
「雪の女王」はだいぶ前に、高校の頃に、読んだ記憶がある。細かな流れは既に忘れてしまった。確か、雪の女王に連れ去られた男の子カイを探すために、女の子ゲルダが一人で旅に出ると言う話だった様に思うが、おいおいアニメを見ることで思い出していくことだろう。先が楽しみだ。
「雪の女王」は冷戦時代のソビエトでアニメ映画化されている。残念ながら未だ見ていないが、その映画でのゲルダは闘う女性として描かれていると聞いた。
そのイメージもあるのかもしれないけど、今回テレビアニメ板に登場するゲルダを見ていると、毎回ハラハラしてしまう。たとえば1回目では、大人が「行ってはダメ」と言っている「迷いの森」に友達を連れて入っていくし、2回目ではおばあさんの熱冷ましの薬草を探しに、カイのお母さんが寝ている隙に雪の河原まで行ってしまう。つまり、大人の禁止を破る子でもあるようだ。
それぞれにゲルダにとっては言い分があるのはわかるし、アニメを見ている僕などは納得してしまう。それに、多くの物語がいうように、子供は自分の住んでいる世界から外に飛び出していくものなのかもしれない。大人が禁止するには、それなりの理由がある。それは社会の中で大人達が生きていくための了解事項であり、大人達は子供達にそれらを禁止として伝えているとはおもう。でも子供達にとっては、「外」にこそ何か新しい物、素晴らしい物が待ち受けているかのように思うのかも知れない。動機はどうあれ、旅が主となる物語は多いのは、そういうロマンを求める気持ちを、逆に物語を通じて何かを伝えようとしているような、そんな気持ちになる。
雑感:身体がだるいと感じていたが、昨日からだが寒くてどうしようもなかった。それで熱を測ったら、39度近くあった。久しぶりの発熱だ。昨晩から今朝にかけて、随分と汗が出て、熱も少しは引いたが、それでもまだ熱が少しある感じがする。昨日に較べたら、本当に楽になったのは間違いないのだが。
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