2005/03/08

af_blogさんの「優しい時間」の記事

毎週木曜日フジテレビ系で22時から放映しているTVドラマ「優しい時間」が面白い。
色々なことを考えさせられる。でもタイトルの「優しい時間」って何?とも思ってしまう。

僕の気持ちを言えば、毎回ドラマの終わり近くに登場する、亡き妻との語らいの時間が、一番優しさを感じる。
ただこのドラマを見る僕は単なるファンにしか過ぎないので、その世界に埋没してしまい、振り返ると多くを語れない。

af_blogさんのブログでは、「優しい時間」の毎回放送内容を色々な視点で簡潔に短く述べている。
af_blogさんの語る言葉は詩的で美しい。僕はドラマ「優しい時間」を見てから、さらにaf_blogさんのブログを読み、再び感動を味わっている。
この番組が好きな方はぜひとも一度読んでほしいと思う。きっと色々なことを感じると思う。

「もう泣かない もう負けない
思い出を超えられる 明日があるから」
(主題曲「明日」の歌詞から引用)

「明日」を主題にした曲なのに、この曲は僕に郷愁を感じさせる。僕にとって「明日」とは訪れることのない日のことだ。それは僕の心の中にしか存在しない。「明日」は常に未来であり、「今日」は常に過去になっていく。

ただ、「昨日」の出来事が「今日」の僕を縛っているのであれば、たぶん「明日」の僕を縛るのは「今日」の出来事なのだろう。だから、「明日」を考えるということは、「今日」とか「昨日」を考えることと同じような気がしてくる。

この曲が、僕に「郷愁」という名の「感傷」を感じさせるのは、「明日」は僕の心の中に「昨日の思い出」と共にあるからなのかもしれない。
でも「感傷」は僕をその中に止めようとする。僕が生きるということが、連続した行動の流れだとすれば、その場に止まり続ける事はできない。「思い出を超える」という事は、それでも歩き続ける気持ちを持つ事のような気がする。

逆に「明日」だけを思い描いて生きられればと思う。それができれば、きっと楽になるだろう。いやいや、ない物ねだりはやめよう。それらは全て僕の心の問題なのだ。

追伸:レオはまだ戻ってきません。お互いにこの世では一人と一匹。それぞれの生があるのはわかっているけど、できれば再会したいと願っています。

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