会社の何名かにブログをやっているかと聞いてみた。そしたら想像通りというか、聞いた全員がやっていないと答えた。彼らはネットサービスを企画開発している人達でもあるので、当然にブログについて仕組みを含めて周知している。興味を持っている人もいるが、多分やらないという。理由を尋ねると時間がないからだと答える。何らかのプロジェクトリーダを務める彼らの帰宅は深夜に及ぶ、かといって翌日の出社は定刻どおりだ。確かに彼らがブログを立ち上げ続けることは困難だろう。
勿論僕を含めたブログを立ち上げた人が暇だからと言っているのでなく、ようは空いている時間をブログに使う層を年代と職業を見たときに偏りがあるのではないかと思ったのだ。簡単に言えば、上記のような社会システムを動かす中堅どころの年代(30代から50代)の企業に勤める方はブログなどやっている人は少ないのではないかという事だ。
彼らにとって重要なのは、社会のことでなく企業での自分の仕事に他ならない。まぁそれだって十分に社会的なことなんだと思うが・・・って社会とブログを対比するような書き方をしてしまった、別にそういうつもりは全くないわけで(少しはあるかも)。
それがなんだと問われると、別にどうでも良いのだが、つまり彼ら(彼女ら)にとって、ブログで何かを語っていることは無いことに等しい(知らないんだから)、彼らの社会に対する情報源は新聞(特に日経)であったり、テレビのニュースだったりするわけで、先々この違いは色々な面で出てきそうな気がしている。だからといってブログでの情報が良質かといえばそんなこともなく、ただなんとなくそんな風に思うだけなんだけど・・・
こういう記事をダメというのだろう。ダメついでに先を続けると、ブログをビジネスで使う話題が以前にあったように思う。初めて聞いたとき、それってセス・ゴーディンの「バイラルマーケティング」と何が違うの?って素朴な疑問があったのは事実。セス・ゴーディンがあの本を出した当時でさえ、あの考え方は既に古く、読んだけど対して参考にはならなかった。彼のパーミッションマーケティングの仕方は大いに広まったけど、結局バイラルマーケティングはそんなに広まらなかったように思うのだけど、実際はどうだったんだろう。
パーミッションの場合は、その当時のマーケティングの主流だったワン・トゥー・ワンに載せることが出来て、しかも実質的な仕様としてのCRMの登場により、メーカーがシステム化して商売になったけど、バイラルマーケティングの場合は商売に成り得なかったのが敗因だったように思う。さらにバイラルマーケティングはコントロールが難しいのもあったかもしれない。だから、ブログをビジネスと言っても、それと同じであれば、まぁ主流にならないのは目に見えてわかる話。
ただ、上記のように企業で中堅となっている人たちが、ブログに興味を持っていないことが、そう言う話に逆に繋がったのではないかと思うんです。
結局マーケティングって、マスの方に戻ってきているような気がするけど、これって気のせいかな?
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