2004/10/06

風呂で本を読む

湯船に浸かりながらの読書が習慣になって久しい。多分人知れず風呂場での読書を楽しんでいる方も結構多いと思う。これは一度やったら病みつきにな る。人にも依るかもしれないけど、僕の場合はそうだ。僕の場合、風呂場で本を読むからといって最新式の浴槽ではない。10年以上前の普通のステンレスユ ニットバスだ。狭いし深い。昔ながらの浴槽のイメージに近いと思う。本を読むときはまず浴槽の蓋を半分閉める。浴槽の蓋はよくある厚いすだれみたいな感じ の物なので、半分は折り返しておく事になる。折り返した蓋の上にタオルを1-2枚半分におって敷く。このタオルの上に手で添えて本を立てて読むのだ。これ で準備は万端。あとは、出来ればアロマか香りの良い入浴剤かを入れれば最高だと思う。ただし、間違いなく入浴時間は長くなる。平気で2時間くらいは風呂場 にいる事になる。勿論湯船に浸かりっぱなしと言うわけではないけど。

周りの友人達に風呂場で読書するかと聞いたら、大半の人が驚いていた。風呂場は水場、本は水には弱いと言うわけだ。確かに本を大事に扱う方から見れば言語道断かもしれない。
それでは湯に浸かりながらの読書は市民権を得ていないのかなと思えばそう言うわけでもない。例えば、YAMAHAの浴槽のイラストには音楽を聴きながら本を読んでいる男性が描かれているし、積水ホームテクノではイメージ写真として本とウィスキーまで登場している。

>たとえば浴槽のふちに設けた腰掛けスペースは、浴槽へのスムーズな出入りをサポートするほか、雑誌を持ち込んだり、飲み物を置いてくつろぐなど、さまざまな使い方を想像させる。(積水ホームテクノサイトより)

さらに映画では頻繁に登場していると思っている。ちょい昔の映画だけど、「情熱と冷静のあいだ」ではケリー・チャン扮する「あおい」がバスタブに浸かりながら詩集を読んでいた。(あの時読んでいた本は?)
sweet-bサイトのコラム「映画に見るバススタイル」はその点において我が意を得たりと思ってしまった。

> さて皆さんの中にも「お風呂読書族」が結構いるのでは? かく言う私も大のお風呂読書派。バタバタと慌ただしい現実から一休みして集中力を高めるのに、お 風呂の中ほどうってつけの場所はないと確信しています。自然と長湯になるのでダイエット効果も期待出来るしね。(sweet-bサイトより)

それにやはり風呂場で読書の季節は秋だと思う。暑すぎても寒すぎても快適さから少しはずれてしまう。さてと長風呂の秋の到来だ。

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