最近僕が長く使ってきたプライベートメールアドレスを閉じ様かなと考えている。
それはスパム メールのせいだ。このメールアドレスを使い始めてから既に6年くらい経つと思う。DIONが始まった当初、まだ電話回線によるダイアルアップでの従量制課 金が主流だったとき、「ベツベツコース」というメニューがあった。入会登録料の500円さえ払えば後は完全従量制。つまり500円でメールアドレスと Web容量がもらえ、さらにサポートも受けられるという事になる。このサービスは早々に無くなってしまったけど、その時に僕は4つくらい加入した。しばら くほっておいたがADSLが出始めた時、それらのメールアドレスを使い始めた。その時に取得した4つのアドレスの振り分けは、二つは登録用、一つは会社向 けとして使い、残りの1つがプライベートアドレスという事になる。
スパムは二つの登録用メールアドレスに集中していたのは言うまでもないが、去年あたりからプライベートアドレスにも少しずつ来始めていた。最初の送 信先で見ると複数のメールアドレスの中の一つだった。それは複数の中から生きているメールアドレスがヒットできれば良いとの「下手な鉄砲数撃てば当たる」 戦法だったような感じを受ける。
でも無視できる量だったのでほっておいた。それが少しずつ増え、今では酷いありさまである。なぜプライベート用に スパムが来るようになったのか、実は理由がわからない。このメールアドレスは友人親戚間でしか使っていなかったのだ。正直言って今でもわからない。わから ない中で、現状に嫌気がさした僕はメールアドレスを閉じる事も考えるようになっていったのだった。
ただ、可能性の話をすれば二つほどあげられる。
一 つはスパイウェアの存在だ。スパイウェア検出ソフトは色々とあるけど、僕は少しスパイウェアの事を軽く見ていた。正体不明のサイトからのインストール要求 は許可しなかったし、不明なあて先のメールも空けたことは少ない。でもまるっきりゼロかといえばそういうわけでもない。そこで今年になってスパイウェア検 出を行ってみた。使ったのは「AD-AWARE」と「SpyBot」の二つ。両方とも無料のソフトだ。そしたら、想像以上に検出されたので驚いた。全部で 20個くらい検出されたと思う。その一個一個がどの様な動きをしているのか不明だが、僕の個人情報をどこかのサイトに送っていたことには間違いない。
二 つ目は、最初送られてきたスパムメールの中で「このメールを再度送って欲しくない人はこのメールアドレスに空のメールを返信してください」と書いてあった スパムにご丁寧に言われるまま返信を行った事だ。それも数回。国内から届く「無許可広告メール」には必ず決まったタイトルを付ける必要がある。それらの メールはまた望まない場合は送ってはいけない事が法律で決まっていると思った。でも相手はネットだから、国内ばかりとは限らない。実際のスパムは米国から と中国、韓国あたりのサイトから届くものが多い。ここで疑ったのは、この「空の返信要求メール」は逆に生きているメールを求めていたのではないかと言うこ とだ。
ここ1年くらいは僕はスパムメールとの戦いの日々でもあった。と言っても対応はそんな凄いことをやっていたわけではない。僕が相手にするスパムメールの特徴は以下の通りだった。
・英文メール(一部日本語メール)
・日本以外のネットから来る(これは概ねそう考えても良い)
・勿論登録アドレス以外の差出人(100%そうです)
こ れらの全てはプロバイダ側のSMTPサーバか自分のPCのメーラーのフィルタリングにより掴んで捨てる事が出来る。プロバイダ側での選択はオプションとし て別途料金がかかる可能性があるので、基本としてメーラー側で対応を取ることにした。それに日本以外からの受け取りたい英文メールもあるので、一括した選 択は難しい。なので最初は件数も少ないこともあり、1つ1つ差出人を掴んで捨てるようにしたが、これはきりがなくすぐにあきらめた。
次ぎ に、メーラーのフィルタリングの処理順位を考え、必要なメールのみ受け取り、後は全部捨てる設定にした。これの設定には結構時間がかかったけど、有効で あった。でもPCトラブルで一度初期設定するときに、その設定も一緒に消してしまい、再設定する元気が僕にはなかった。続けて使ったのがフリーソフトとし てスパムを除去してくれる「雪風」というソフトだった。これは完璧ではなかったけど概ねスパムを除去してくれた。でも「雪風」を抜けてくるスパムも多く なって、収支がつかなくなり今回に至っているわけだ。
スパムメール対策として色々なソフトが出ている。一度は購入しようと考えたこともあるが、使い勝手と結果が見えないこともあり、購入までには至っていない。
最 近スパムメールの事が色々と話題を呼んでいる。CNETでは米国で「合法的なスパムメール」が急増しているそうだ。合法的なスパムメールとは宗教をテーマ にした販売促進メールらしい。宗教がテーマなので各種対応ソフトでもチェックに引っかからないらしい。本当に色々なことを考える人もいると思う。
で もネットが社会インフラとして整備してきている以上、スパムメールは無視できない状況になってきているのは間違いないと思う。最近の情報では、スパムメー ルの発信元としては米国(42.5%)、韓国(約19%)や中国(約11%)らしい。ただし、スパムにホスティングされたウェブサイトは中国が一番多いと のこと。欧州諸国が少ないのは理由があるからなのだろうか。いずれにせよこのままではメールに対する信頼性がなくなるのは必定だとおもう。現在色々な所で スパムに対する対応を技術的に解決する方法を検討しているらしい。でも当然に僕がメールを閉じるまでには間に合わないようだ。
追記:まだ PCのメールアドレスは他に逃げる事ができるので良いと思う(例えばWebメールとか)。厄介なのはやはり携帯のメールアドレスのスパム対応だろう。携帯 メールアドレスも僕は2回変えている。1回はスパムが多かったため、これはauの大きな問題にもなった。もう一つは不当請求の要求からだった。不当請求の 為に電話番号まで変えることになった。皆さんも気をつけてください。
スパム対策サイト
グッバイ・スパム ?迷惑メール撃退法?
もうこれを読む元気もない・・・・
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