「吉野家ディー・アンド・シーは1日、米国産牛肉を使った1日限りの牛丼復活について、販売休止丸1年にあたる11日の午前11時から、全国約1000店の吉野家のほぼ全店で、計約150万食分を提供すると発表した。」(産経新聞から)吉野家の牛丼には本当にお世話になった。友人と明け方近くまで話し込み、腹が減ったと言っては、明け方に食べに言った。学生の頃の遊びの後は大抵は吉野家の牛丼だった。中島みゆきの唄「狼になりたい」では、そんな深夜の吉野家の情景が良く唄に出ている。
盛りは並、生卵付き。卵を少しの醤油をいれてかき回し、牛丼に赤ショウガを添えて、卵を上から落とす。大抵はそんな食べ方だった。
会社員になってからも、お昼にはお世話になった。だから食べられなくなった時は、残念な思いを持った物だ。牛丼は松屋もあるし、すき屋もあるけど、やっぱし僕にとっては吉野家が好みだった。
何故2月11日なのかは、1年前の丁度その日に吉野家では牛丼をメニューから外したからだ。なんか吉野家の牛丼にかける心意気を感じてしまった。
産経新聞の記事によれば、今回のイベントの為に150トン分の牛肉を用意したそうだ。その150トンの牛肉が1日で消費してしまうのかぁ、この数値を読んで少し驚いた。150万食分とのことだけど、確かに日本全国を考えれば、牛丼が好きな人が多そうだから、1日で消費してしまうのだろう。
でもあらためて、数字を聞くと、別の方に頭が行ってしまう。牛一頭が約800Kgとしたときに、150トンは、約188頭分となる。バーチャルウオーターは牛一頭に約20トンなので、約3760トンの水も消費していることにもなる。
つまり、牛188頭、水3760トンを1日で消費してしまうことになる。勿論これらの数値は全体から考えると少ない数値であるのは間違いないが、こう具体的な数字が出てくると、あらためて凄いなぁと思ってしまった。
誤解して欲しくないのは、吉野家のイベントに対してけちを付けているわけではない。むしろその逆で、牛丼好きの僕としては大いに喜んでいるのだ。
それに牛丼の場合、欧米ではあまり食さないショートブレードという部分を使うわけで、逆に有効利用しているわけになる。だから僕の単純計算をもって、牛の頭数を計算すること自体無意味なのもわかってはいる。
それでも、やはり考えてしまう。
だから食事は残さずに食べましょう、なんて事を言うつもりもない。ただ、他の方は知らないのだけど、僕自身は知っておいた方が良いと思っているだけだ。自己満足と言えばそれまでだけど、自己満足も時には大事だとも思う。
しかし2月11日が待ち遠しい。
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