今に始まったことではないけど、それでも特に最近調査が多いような気がする。街に出ればアンケート調査員に呼び止められる。新聞を見れば、一週間に数回は何らかの調査結果の文字が踊っている。ネットを見ても同様だ。
何でこんなにアンケート調査をするのだろう。実施する側は何らかの意味を感じてやっているのだとは思うが。それにしても多すぎる。そしていずれの場合も、結果に対する分析と称して、どこぞの教授が登場し権威付けを行う。
今度は「ネット調査と面接調査、大半で結果異なる」(ITMedia)との記事があった。これって、今までの調査自体が無意味だって事なのか・・・?
そうだとすれば少し笑える。しかし、こんな調査でも分析をする人はいるようで、ネット調査と面談調査の母体の違いを述べていた。
ネット調査の場合、「仕事や家庭を含めて充実感が低く、多くの側面で不公平感が強いほか、職業能力に自信がない人が多いという結果」だそうだ。僕は調査とかアンケートの類は、求められても殆どやらないが、ネット調査の場合、上記で述べている結果以前にアンケートに答える動機はオファーを求めてであるのは間違いない。誰が真面目に答えるのだろう。やる人は、とりあえず提出することだけで、真面目に質問も読んでいないのではないだろうか。
面談調査の場合、インタビュー効果が出ることは常識で、それによる結果の偏りは避けられないと思う。
これら両者を比較検討して何の意味があるのだろう。有意義な調査は勿論あると思う。でも最近の調査は概ね無意味だし、偏りが出やすいその場しのぎの調査が多いように思う。
人って、気分はころころ変わる。もしかすると、同じ母体であっても、ネット調査と面談調査では結果が違うかもしれない。そうだったら面白い。
この調査の結論は「ネット調査を面接型の代用としてそのまま使うのは不適切」との事。そんなこと初めからわかっているでしょ!って言いたくなる。でもこの調査にも何人かが絡んでいるんだよなぁ。その人達には、心の底からお疲れ様でしたと伝えたい。
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