2005/02/12

1セグメント放送、アンケート調査

「携帯電話での1セグメント放送視聴に対して、過半数の人は魅力を「感じない」と考えていることがわかった。特に、女性の関心度が低いようだ」
ITMediaから引用

地上デジタル放送は放送のデジタル革命と呼ばれた。革命にも色々と在る。1日で様相が変わる物があれば、変化に数年かかる物もある。要はきっかけだと思うが、地上デジタル放送が真に革命となるには、いましばらく時間がかかりそうだ。

僕らの暮らしは新しい技術によって、どう変わっていくのだろう。暮らしが変わると、僕らの考え方も変わっていくのだろうか。勿論、この場合の「新しい技術」とは、地上デジタル放送の事だが、実はそうでなくても何でも良い。

1セグ放送も携帯サービスにおいては、革命になり得るかもしれない。実はそう思っている。ただ、新しい技術だけでは革命なんて起こるはずもない。問題はそれをどの様にサービス化するかと言うことだ。

最初の携帯電話は音声通話しか出来なかった。外で電話が使えるだけでも十分だったし、それだけでも相当にインパクトがあった。その時、誰もメールとかカメラとか、ましてやカード、ラジオ、携帯音楽プレイヤーなどを携帯機能として追加するなんてイメージできなかったはずだ。

今ではメールが使えない携帯端末が売れるとは思えない。1セグ放送も同様のような気がしている。

今回の調査はインターネットで実施したらしい。ただ、2002年に会場集合調査方法で同様のアンケートを実施したところ、「携帯端末でのTV視聴意向度は86.6%で、放送と連動したインタラクティブサービスの利用意向度は81.7%と共に8割を超えた」となった結果もある。(ITmedia
要するに、コンテンツが鍵を握っていると言うことなのだろう。

ただ、この新技術が各携帯事業者にとってもメリットが出せるサービスでなければ、サービス展開は難しいかもしれない。新しい技術のサービスは携帯事業者にとって考えるポイント以下の3点だと思う。

1)他事業者への差別化
2)通信と融合する新サービスの展開
3)放送に通信側の要望がどのくらい組み込まれるか

勿論、利用者・放送・通信の3者にメリットのあるサービスを考えることが、ひいては差別化に繋がるのは言うまでもない。

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